シャープAY-N56H2（2021）お掃除機能付きエアコンクリーニング

シャープ製の2021年製のお掃除機能付きエアコンをクリーニングさせていただきました。

エアコン本体の下部に「形式」の記載があります。「AY-N56H」高さ250mmとコンパクトさを売りにしたシャープの「Hシリーズ」です。とてもシンプルなデザインで素敵です。

エアコンの分解を始める前に、リモコンをお借りして「動作確認」を行います。エアコンを本格的に使用するシーズン前ですと、リモコンの場所が分からなくなっているケースがございますので、作業日までにご用意をお願いいたします。

動作確認を行いましたら、早速パーツを外していきます。

このエアコンは「フィルター自動お掃除」付きで、エアコン洗浄の際にはこの「お掃除」機能部分の取り外しが、とても面倒になります。配線やコネクターを外すと、お掃除機能部分が外れました。

お掃除機能部分が外れますと、アルミフィン（熱交換器）と呼ばれるエアコンの要部分が出てきます。この部分が冷えたり、温まったりして空気の温度を変えてくれるのですが、結露するのでカビが生えやすく、汚れる場所でもあるのでここはクリーニングの重点箇所になります。この状態になりましたら、洗浄を行っていきます。

本体の洗浄を行います。まずは洗浄作業に欠かせない「高圧洗浄機」という機械を、水場に設置させていただきます。
大量の水を汲み上げて使いますが、ホースを水栓に直接つなげるような事はなく、バケツに溜めた水に給水ポンプを入れて使います。
水道に直結する訳ではございませんので、ご安心ください。

洗浄は本体に、エアコンクリーニング用のカバーを掛けて、その中で洗浄していきます。
まずは、熱交換器と呼ばれる本体上側のアルミフィンの部分を洗浄していきます。
高圧洗浄機で洗剤を奥まで散布して、時間を置きましたら、今度は水に切り変えて使い浮いた汚れと洗剤を流していきます。

次に、風が送られてくる「吹き出し口」部分を洗浄していきます。
ここは冷たい冷気が当たる箇所で、結露しやすく、ホコリとカビで覆われます。
この部分を覗いてしまい、あまりの汚れに驚いて、掃除の依頼をされる方が多いです。 しっかりと洗い流していきましょう。

洗浄前と洗浄前の、before,after画像になります。
風が送り出されてくる、吹き出し口の奥、シロッコファンの一枚一枚にホコリとカビの塊が付いていました。

洗浄後は付いていた汚れが落ちて、スッキリと元の黒色に。
これで気持ちよくエアコンを使えますね。

洗浄後に出てきた汚水です。洗浄は「アルミフィン」部分と「吹き出し口のシロッコファン」部分に主に分かれますが、このバケツに溜まったものは主に吹き出し口のシロッコファン」部分の汚れが洗剤や水と出てきたものになります。

本体の洗浄をしつつ、外したパーツも洗浄していきます。洗浄し、乾燥したパーツを外した時とは逆の工程で元に戻していき、最後に動作確認をしましたら終了となります。